ライブ配信の基本
ライブ配信に最適なWi-Fiルーターの選び方|配信が止まらないために意識したいポイント
ライブ配信を行うためには、インターネット環境が必要となります。
インターネット環境の整え方はさまざまありますが、できれば配信中に映像が止まってしまったり、なかなかコメントが届かないといったことは避けたいですよね。
これからライブ配信を行う方だと、どれくらいの環境があれば快適に配信ができるのか分からない方もいるでしょう。
そこで今回は、コミサポライブ編集部がライブ配信に最適なWi-Fiルーターの選び方と、配信が止まらないための注意点についてご紹介していきます。
ライブ配信には光回線がベスト
自宅でライブ配信を行うのであれば、光回線を引くのが最適です。
ライブ配信では、配信者が撮影している動画データをリアルタイムでリスナーに届けることが必要となります。
そのため、ライバーだけではなくリスナーの方も一定のインターネット環境を整えることが必要となりますが、特にライバーはデータのアップロードを実施するので、より安定性が重要です。
光回線は他のインターネット環境に比べると、アップロードの速度が早く安定しています。
光回線を利用すれば、タイムロスが発生することなく配信を行うことができるでしょう。
光回線は持ち運ぶことができない
回線の安定性を考えると光回線が最適ですが、もちろんデメリットとなる点もあります。
それは持ち運びできないという点です。
回線を引いている建物でしか利用することができないので、他の場所で配信を行いたいと考えている方には向かないでしょう。
今は自宅で配信を行おうと思っていても、ちょっとしたことから身元がバレやすい自宅は撮影場所には向きません。
今後レンタルスペース等を利用することも考えている方は、持ち運ぶことができるWi-Fiルーターを検討した方がよいでしょう。
また、光回線は工事にかなり時間を要するので、すぐに配信を始めたいと思っている方にも不向きとなります。
ライブ配信に最適なWi-Fiルーターの選び方
異なる場所でライブ配信をするのであれば、持ち運ぶことができるWi-Fiルーターの方が便利です。
ただ、ルーターによっては思ったように利用できないものもあるため、契約をする前に自分が求めるスペックがあるのか、使いやすいかどうかをチェックすることが重要となります。
そこでここからは、ライブ配信に最適なWi-Fiルーターの選び方をご紹介していきましょう。
通信速度が速いルーターを選ぶ
ライブ配信を利用するのであれば、通信速度は必ずチェックしておきたいポイントです。
通常の配信を行うのであれば、上りの速度が3mbpsあれば十分と言われています。
しかし、高画質で配信を実施したいのであれば、上り6mbps以上あった方がよいでしょう。
参加人数が多いほど回線速度が重要となるので、参加するリスナーの数が増えてきたら見直した方がいいかもしれません。
クレードルがついているものを選ぶ
Wi-Fiルーターを選ぶ際には、クレードルがついているものをおすすめします。
クレードルとは、拡張機器のスタンドのことを指します。
クレードルにWi-Fiルーターをおくと充電を行うことができるので、配信中にWi-Fiが切れてしまうというリスクをなくすことができます。
その上、クレードルに有線LANを接続することが可能です。
そのため、パソコンに直接つなぐことによって、より安定して速度を出せるようになるのです。
データ容量が無制限のものを選ぶ
Wi-Fiルーターは、契約内容によって使えるギガ数が異なります。
中には、あらかじめその月に利用できるデータ容量が決められているため、安価で契約できるものもあります。
しかし、ライブ配信を行うのであれば、データ容量は無制限のものを選択することをおすすめします。
容量に制限があるプロバイダーのWi-Fiルーターを使っていると、一定量を越えた時には通信速度が大幅に制限されてしまい、満足に配信を行うことができなくなります。
ただ、データ無制限の契約であっても、短時間に大量のデータを使った場合には一時的に通信が制限されてしまうというプロバイダーもあります。
Wi-Fiルーターを選ぶ際には、利用条件をきちんと確認しておいた方がよいでしょう。
Wi-Fiルーターで安定したライブ配信を行うためのポイント
光回線と比較すると、ルーターを使ったモバイルWi-Fiは通信速度が遅くなってしまうので、配信中に画面が止まってしまう可能性もあります。
ただ、利用方法に注意すれば、Wi-Fiルーターでも問題なくライブ配信を実施することが可能です。
そこでここからは、Wi-Fiルーターで安定したライブ配信を行うためのポイントについてご紹介していきましょう。
接続するデバイスは少なくする
Wi-Fiルーターは、複数のデバイスと連携することができます。
ただ、ライブ配信を実施する時にはできるだけ接続しているデバイスを少なくしておく方がよいでしょう。
実際にそのデバイスを使っていない時でも、バックグラウンドで動いているアプリが稼働しており、ライブ配信を行う端末の速度が遅くなってしまう可能性があります。
できる限り有線で接続する
モバイルWi-Fiの中には、USBやLANケーブルを使ってデバイスと有線で接続できるものもあります。
このようなルーターを使っている場合、Wi-Fiで繋ぐよりも有線接続をすることをおすすめします。
有線の方が通信が安定するので、安定してライブ配信を行うことができるでしょう。
ルーターを窓際におく
屋内でライブ配信を実施する際には、Wi-Fiルーターをできるだけ窓際におくことをおすすめします。
Wi-Fiルーターは屋外にある基地局の電波を利用するため、見通しのよい場所に設置していた方が通信が安定するケースが多いです。
最適な場所がどこかは分からないので、ゆっくりとルーターの場所を移動させながら電波のよいポイントを探しましょう。
5G回線が使えるエリアを選択する
Wi-Fiルーターであれば、さまざまな場所でライブ配信を行うことができます。
もし自宅の通信環境があまりよくないのであれば、5G回線が使えるエリアに移動して配信を行うといいでしょう。
自宅だと個人情報がバレてしまうリスクもあるので、配信場所を変える方がライバーにとってもメリットがあります。
コミサポライブでは安価で利用できるレンタルスペースもあるため、最適な配信環境が見つからない方は探してみるといいでしょう。
また、屋外で配信を行う際にはサービス提供エリア外である可能性もあります。
屋外での配信時には事前に確認してから行うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?高品質なライブ配信を行うためには、安定した通信環境が必要となります。
通信速度のことだけを考えるのであれば光回線が最適ですが、さまざまな場所で自由に配信を行うためにはWi-Fiルーターの方が便利でしょう。
ルーターも機種によっては有線LANで接続することもできますし、高品質なライブ配信を行えるプランもあるので、事前にしっかりと確認した上で使いやすいルーターを契約するようにしましょう。
また、Wi-Fiルーターも使い方によって通信を安定させることもできます。
ルーターの場所を変えることで通信速度が大きく変わることもあるので、試してみるといいでしょう。